エルクコーポレーションと伊藤忠商事はジェネリック医薬品の流通で相互の市場進出支援等での連携を強化し、新たなジェネリック医薬品流通網の構築をめざし業務提携に向けて協議をはじめる。
エルクコーポレーションは、ジェネリック医薬品流通事業への取組を重要な位置づけとし、「伊藤忠商事のもつノウハウ・インフラを活用すると共に、医療関連商社として培ってきた顧客基盤と全国的な拠点ネットワークを活用し、医療機関向けジェネリック医薬品流通網と、共同購買等を中心とした新たなジェネリック医薬品流通を構築すべく協議を開始しています」と説明。今後、具体的な事業展開や開始時期について協議していく。
公正取引委員会が平成18年に行った医療用医薬品の流通実態に関する調査報告書によると、国民医療費は32兆円を超えており、高騰する医療費を抑制することが喫緊の課題とされている。
また平成16年度の医療用医薬品出荷額6兆7377億円で、医療用医薬品全体に占める後発医薬品のシェアは数量ベースで17パーセントにとどまっている。