シチズンセイミツは、これまで独自の測定方法でしか数値化できなかった衝撃緩衝材や繊維、食品など硬度規格にあてはまらなかった物のやわらかさを数値化できる軟物質硬度計「CH-R01」を9月1日、発売した。 軟物質硬度計「CH-R01」は、荷重機構部にボイスコイルモータを採用し、0・002Nから0・25Nまでの測定を実現した。
主な特長は(1)対象にあわせて荷重の設定ができる(2)従来では測定できなかったやわらかさの測定ができる(3)荷重を保持する時間の設定ができ、反発力のないゲル状の材料も数値化できる(4)パソコンと接続することで、時間と変形関係をグラフ表示でき物性評価にも活用できる、などという。
同社では、軟物質部材の量産品の検査、研究開発や解析などに活用できるとしており、衝撃緩衝材や繊維などの材料メーカーと加工メーカー、アッセンブリメーカー、ガムやチーズなどの食品業界などでの活用を見込んでいる。メーカー希望小売』価格 軟物質硬度計『CH―R01』252万円(税込)から。