遠赤外線ヒーターで発煙の危険 2機種回収へ

2008年07月23日 11:00

 デンソーは同社が1987年から1997年に製造販売した遠赤外線ヒーター(商品名・エンセキ)のうち、10FAと10FCが製品本体の内部にある電気配線の接続部分が経年劣化により緩くなり、接触抵抗が増大することによって発熱し、発煙・発火する恐れがあるとして、7月22日、回収することとし、ユーザーに協力を呼びかけた。遠赤外線の回収は、すでに回収を始めている12F、12FD、7FXとともに5機種となる。

 今回の対象商品はデンソーが社名変更前の「日本電装」名で製造したもの。10FAは販売されていた期間が1987年9月から1997年12月までで、対象商品は6万2380台。10FCは1988年9月から1997年11月まで販売されており、1万7766台が販売された。

 デンソーではお客に対し、使用を中止し、「デンソーエンセキ回収受付センター」(専用フリーダイヤル)まで連絡を要請するとともに、最寄りの、同社サービス店の担当者がお客の自宅に対象製品を引き取りに伺い、1台につき2万円を支払う、としている。専用フリーダイヤルは0120・181・103 受付時間は午前9時から午後6時まで(土曜、日曜、祝日除く。なお、7月26日、27日は受け付けている)。