きょう7月1日から全国一斉に「バス車内事故防止キャンペーン」が1ケ月にわたって展開される。
国土交通省の要請を受けて、社団法人日本バス協会が主催し、全国のバス運行会社と連携して取り組むもので、一般の乗り合いバスにおいてはバスが停車してから席を離れる「ゆとり乗降」の啓発を行うほか、乗客が着席してから発車する「ゆとり運転」を励行することを重点に取り組む。また、貸切バスや高速バス、リムジンバスなどでは「乗客へのシートベルトの着用を徹底する」。
バスの事故の3割が車内での事故や乗降時の事故であるため、バス運行事業会社ではバス車内事故の削減目標や削減計画の策定や乗務員に対するゆとり運転の励行など、趣旨の徹底、事故防止に向けた勉強会の開催、運行ダイヤの見直しによるゆとりダイヤの確保などに取り組むことにしている。