平成19年中の自殺者は3万3093人と前年に比べ938人、率にして2・9%増加した。自殺者のうち873人は学生や生徒らだった。また、自殺者は平成10年以来9年続きで3万人を超えている。
自殺者の中には教師との人間関係を原因のひとつにあげたものが女性で1人、男性で6人の合わせて7人あったほか、いじめが14人。就職に失敗したためが180人、生活苦が1137人、負債が3732人、介護や看病疲れが265人など、経済・生活問題や家庭問題が健康問題に次いで、自殺の大きな要因になっていた。
これは警察庁生活安全局地域課がまとめたもので、それによると、自殺者の70・9%(2万3478人)は男性だった。年齢別でみると、60歳以上が1万2107人と最も多く、全体の36・6%。次いで50歳代(21・3%)、40歳代(15・4%)、30歳代(14・4%)だった。職業別では57・4%が無職だった。学生や生徒が2・6%いた。