冬柴鐵三国土交通大臣は、同省北海道局長が入札妨害容疑で逮捕された事件を受け、事務次官を中心とした対策本部で、(こうした問題発生の根を絶つ)再発防止策を期したいとするとともに、管理者としての責任をとり(給与を)「また自主返納しようと思っています」との思いを語った。
冬柴大臣は「我が省の最高幹部が逮捕される、誠に遺憾で、私は心から国民にお詫びを申し上げます。私は、省の中で、若くて、一生懸命徹夜してがんばっている人たち、あるいは現地を視察いたしましても、そこには本当に一生懸命やっている国士と言える人たちがいます。そういう人たちにとって、こういう不祥事は本当に、かわいそうです。私は、二度とそういうことが起こらないように、率先垂範して、反省し、がんばっていきたい」と相次ぐ不祥事に、改めて遺憾の意を表した。
また「ある程度、今回の事案が明らかになった段階で、結果責任ではありますが、発覚したときにその職にあるものが責任を取らなければしょうがないわけで、私自身はその責めは非常に重いと自覚しています。自主返納をする心づもりです」と話した。