燃料の高騰に対応して、国土交通省はトラック運送業の荷主・元請・下請間の取引の適正化を図るとともに、燃料サーチャージ制の導入を推進するため、地方運輸局や地方運輸支局などに相談窓口を設置しているが、６月２３日午前１０時から、相談者がより相談し易いよう、全国共通番号による「トラック輸送適正取引相談ホットライン」を開設する。
トラック輸送適正取引相談ホットライン電話番号は「０５７０－０５５－１０９」（ゴーゴートラック）。この番号に掛ければ全国何処からでも最寄の運輸支局などにつながるようになっている。受付時間は午前１０時から１２時までと午後１時３０分から午後５時まで（土曜、日曜、祝日、閉庁日を除く）。
相談窓口では（１）トラック業界における燃料サーチャージ制とはどういうものか（２）燃料サーチャージを導入するにあたっての具体的な算出方法（３）運送委託者から、自らの目標額、予算等を基準として、通常支払われる運賃より低い運賃に、一方的に設定された（４）「協力金」「協賛金」「値引き」等の名目により、あらかじめ定められた運賃を減額された（５）あらかじめ定められた支払期日までに運賃が支払われなかった（６）運送委託者から自社の物品やサービスを購入、利用するよう強制された、など適正な取引が力関係により阻害されてしまうようなケースについて相談に応じる。
