日産自動車は中国の現地合弁会社の東風汽車有限公司(DFL)襄樊工場(湖北省)で6月16日から「ティアナ」の新型モデルの生産を始めた。6月末に中国市場に出荷する。
新型「ティアナ」は本年4月に開催された北京モーターショーで「ベスト ワールド プレミア賞」を受賞している。パワートレインはV型6気筒の2・5リッター「VQ25DEエンジン」と3・5リッター「VQ35DEエンジン」。適応型変速制御付きの新型エクストロニックCVTと組み合わせることにより、滑らかな走りと燃費の向上を実現した。中国向けには燃費とパフォーマンスの良さを両立した2・0リッター直列4気筒の「MR20DEエンジン」も。
プラットフォームは新開発のD-プラットフォームを採用し、フラットで快適な乗り心地と一クラス上の静粛性、高い操縦安定性を実現した。中国向けには、フロントとリヤの外観を中国専用とし、17インチ金属調塗装のアルミホイールを採用した「公爵」と呼ばれる特別グレードを投入する。「公爵」グレードはトップロードサンルーフやBOSEサウンドシステムを装備。
価格は19万800人民元(約298万円)から33万2800人民元(約520万円)。販売目標台数は月8000台。為替レートは最近の為替相場、1人民元=15・6円をもとに換算。