不法電波は許さん 東北楽天イーグルス野村監督

2008年05月22日 11:00

 「不法電波は許さん」。東北楽天イーグルス監督のノムさんこと、野村克也さんがユニホーム姿で電波利用環境保護ポスターに登場し、不法電波をなくす呼びかけを行うなど、総務省では6月1日から6月10日までを「電波利用保護旬間」として、電波利用に関する周知・啓発活動を集中的・重点的に行うとともに、6月1日から6月30日までを「不法無線局取締り強化期間」として不法無線局の取締りを強化することにしている。また電波利用ルールの呼びかけポスターには牧瀬理穂さんが起用されている。

 総務省が6月からの電波利用保護旬間を前にまとめた平成19年度の混信・妨害申告、不法無線局の出現・措置状況によると、無線局に対する混信や妨害の申告件数は2876件にのぼり、中でも、重要無線通信を取り扱う無線局に対する混信や妨害が512件と全体の17・8%を占めていたことがわかった。

 重要無線通信妨害申告の中身は航空関係が200件と最も多く、次いで消防(101件)、海上関係(74件)、電気通信業務(53件)、防災業務(33件)、鉄道業務(16件)、放送業務(14件)、電気・瓦斯(8件)、水防・道路、地方行政(各3件)、防衛、警察(各2件)、水道、新聞、官公庁(各1件)だった。

 いずれのケースも人命や財産保護、治安の維持、気象業務、鉄道業務など重要案件での妨害だけに根絶への対策が求められている。昨年11月の事例ではドクターヘリへの通信を妨害したVHS帯のアマチュア無線機を使用した局の告発と不法無線局と通信を行ったアマチュア局が指定外周波数使用で告発された。

 また、電波法に基づく免許を取得せずに無線局を開設、運用したケースについての措置では3538件を行政指導。悪質な600件を刑事告発した、としている。