気候変動と水災害テーマにシンポジウム開催へ

2008年05月14日 11:00

 凶暴化する水災害にどう立ち向かうかをテーマに国土交通省と日本水フォーラム主催のシンポジウム「気候変動と水災害」が5月24日午後1時から、東京都千代田区紀尾井町1の1、千代田放送会館で催される。傍聴無料。定員150人。申込みは5月19日までに、ファックス03-5468-0557へ。問い合わせは03-5468-3030(シンポジウム事務局)まで。

 シンポジウムでは沖大幹東大生産技術研究所教授の基調講演のほか、甲村謙友国土交通省河川局長らがパネリストとして出席し、気候変動により激化する水災害への対応をテーマにパネルディスカッションをする。

 同省では「地球温暖化に伴う気候変動により、世界的に洪水や渇水など水災害の拡大が懸念されている。これに対して、CO2削減対策など地球温暖化自体を抑制する緩和策の取り組みに加え、顕在化し始めている水災害に直接対処する適応策への取り組みを早急に進めていく必要があり、気候変動と水災害をテーマに、気候変動に関する政府間パネルの最新レポートを紹介するとともに、世界や日本ではどのような水災害がおこっているのか、この問題の解決に向けて何をすべきかについて幅広い視点から議論したい」としている。