三洋電機はAMF(アクティブ・メンテナンス・フィルター)を搭載した小型プロジェクター「LP-XC55」(3100lm)と「LP-XC50」(2600lm)を7月11日から販売する。
特徴として同社では「LP-XC55」と「LP-XC50」は(1)フィルターの目詰まりを吸排気の風量等から検出し、フィルターの劣化に応じて、自動的にフィルターを巻き取る「アクティブ・メンテナンス・フィルターシステム」を搭載している。またワンタッチ式カートリッジでフィルター交換も簡単。吸排気口以外から空気が入り込まない新設計の防塵構造で、埃が入り込みにくく清掃も簡単。(2)太さ11mmのセキュリティワイヤーを通すことができる「セキュリティバー」を搭載。管理者以外の人がボタン操作やロゴ等の設定を変更できないようにロックできる「暗証番号」機能を搭載。(3)会議室や教室など広い空間でもビデオなどの音声が聞きやすい大出力7Wスピーカーを搭載し、本機だけで音声を含めたマルチメディアプレゼンテーションが可能。 (4)入力信号をサーチし、台形補正を行う「オートセットアップ機能」搭載。(5)業界標準デジタルインターフェースのDVI-I端子など「豊富な入力端子」を搭載。(6)天井に設置されたプロジェクターを取り外すことなく「天面ランプ交換」が可能(7)黒板や色のついた壁(赤系・青系・緑系・黄系)に簡易投映が可能な「カラーボードモード」を採用していることなどをあげている。
「プロジェクターの世界市場の出荷台数は、2008年度は約640万台が見込まれ、2010年度には約880万台に達すると予想されている。なかでも小型モデルは、プロジェクターの明るさ性能の向上に伴い、持ち運び用途だけではなく、天吊り投映や据え置き投映のような常設するユーザーが増加しており、簡単メンテナンス機能と盗難防止に高い効果が期待できるセキュリティ機能を搭載し、ユーザーの要望に応えた」と話している。メーカー希望小売価格はLP-XC55は36万5400円。LP-XC50は31万2900円。