厚生労働省は深夜営業のインターネットカフェなどで寝泊りしながら不安定な就労をしている人たちをサポートするため、地域自治体と連携して、生活や居住、就労についての相談支援窓口（チャレンジネット）を４月２５日に東京都内に開設したのに続き、５月１２日に大阪市中央区北浜東３丁目１４にあるエル大阪（府立労働センター４階ライフサポートセンター内）に開設する。今月下旬には愛知県にも開設する予定だ。
ここでは、住居確保のための貯蓄指導などの生活相談をはじめ、入居物件や保証人の確保に関する情報提供など居住相談、求人情報の提供や職業相談、紹介、技能講習、公共職業訓練への受講斡旋などを行う。大阪チャレンジネットへのフリーダイヤルは０８００－２００－０６５６
厚生労働省では昨年実施した調査の結果、ネットカフェなどで寝泊りしている住居喪失者が全国で５４００人いると推定しており、そのうち８割近くが東京、大阪、愛知に集中していることが分かったとしている。このため、この３都市にチャレンジネットを開設し、住居喪失不安定就労者の住居確保や安定的な就労を支援する取り組みをすすめることにした。
