ロシアにトラック販売会社設立 三井物産と日野

2008年05月09日 11:00

 三井物産と日野自動車はロシアに共同出資によるトラック販売の有限会社「オーオーオー・ヒノ・モーター・セールス(日野ロシア)」を6月に設立し、同国でのトラック販売に進出する。

 三井物産の発表によると、本社はロシア連邦モスクワ市に、支店をウラジオアストク市に設置する計画で、資本金は日本円に換算して4億円。日野自動車が65%、三井物産が35%を保有することになる。日野製のトラック、バスの販売と補修部品の販売を手がける意向で、従業員は30人程度でスタートする予定という。

 三井物産では「資源価格の高騰を背景に経済成長を続けているロシアでは、現在、資源開発のみならず物流、建設分野でのトラック需要も大きく伸長している。三井物産は日野自動車とともに、大型・中型・小型と全ての商品構成で同国市場へ参入し、事業の拡大を図りたい。日野ロシアは、本年半ばからロシアの東側地域(極東・シベリア・ウラル地域)で中型・小型トラックの販売を開始し、後半には大型トラックの販売も予定している。さらに、モスクワを中心とする西側地域の販売網を順次拡大していき、将来はロシア全土に販売網を展開する」としている。