小都市、町村では4人に1人が何かの食物を自給

2008年05月09日 11:00

 良く利用する食物(料理)の入手先は「スーパーマーケット・食料品店」が91・8%と圧倒的に多いが、2番目に多かったのは「直売所・産直」(28・1%)だった。野菜、くだものなど、直売や産直での人気が窺える。また、小都市、町村では4人に1人が何らかの食物を自給で賄っていることも分かった。

 これは内閣府が今年2月から3月にかけて実施した「食育に関する意識調査」で分かったもので、全国の20歳以上の男女3000人を対象に調査員による個別面接聴取により実施され、1745人から回答が得られた。

 それによると、大都市、中都市、小都市、町村を問わず、良く利用するのは「スーパーマーケットや食料品店」でいずれも90%を超えていた。2位は大都市では飲食店で33・5%だった。中都市や小都市、町村では2位に直売所・産直が入っていた。大都市では22・4%だった比率は中都市では25・5%、小都市では30・1%、町村では45・1%となっている。また、自給も大都市の8・4%を最少に、都市が小さくなるほど率がアップし、小都市では24・8%、町村では27・5%と4人に1人が何らかの食物を自給で賄っている。また、コンビニエンスストアでの入手は大都市(23・4%)と町村(19・1%)が中都市(18・5%)や小都市(15・7%)を上回っていた。