産科医師不足に防衛省が一役

2008年04月24日 11:00

 防衛省が産婦人科専門医師の一等陸尉1名を産科医師不足に悩む福島県に今月21日から派遣している。派遣期間は6月30日まで。

 これは神奈川県に相当する面積をもちながら福島県南会津郡で唯一の病院になっている県立南会津病院に常勤の産科医師が不在状態になり、福島県が近隣の産婦人科病院から県立南会津病院に産科医師を派遣して県立南会津病院での妊産婦健診を継続してきたが、医師派遣元の財団法人竹田綜合病院に対して、産科医師を補充するために防衛省に対し派遣依頼が寄せられ、これを受けて、防衛省が防衛医科大学校で産婦人科の専門研修に就いている産婦人科専門医師を福島県の職員を兼ねた上で竹田綜合病院に派遣し、側面支援しているもの。なお、財団法人竹田綜合病院は地域周産期母子医療センターの指定を受けている。