世界一過酷な24時間レースにスバル参戦

2008年04月09日 11:00

 富士重工業と同社・モータースポーツ業務のスバルテクニカインターナショナルは世界一過酷なコースとして知られるドイツ・ニュルブルクリンクサーキットで開かれる第36回ADAC Zurich24時間レースに参戦する。エントラント名はチーム「SUBARU NBR CHALLENGE」。

 大会は今年5月に開催されるもので、レースにはインプレッサWRX STI(GRB型)で参戦する。SP6クラス(排気量3・0~3・5L、過給機車は1・7倍で換算)にエントリーし、クラス優勝を狙う。

 同社はスバル エヌビーアール チャレンジチームを結成し、総監督にはSTI車両実験部長の辰己英治氏が就任。ドライバーは吉田寿博、松田秀士、服部尚貴、松田晃司の4人。

 同社は2005年に当時のインプレッサWRX STIでA6クラスに参戦し、クラス2位(総合14位)に入った。「参戦は、より愉しく、より安全に、というクルマつくりを目指す富士重工業にとって、安全面、信頼面などの重要な技術的ノウハウを蓄積できる機会であり、今後の量産車の開発に活かす」としている。

 ADAC Zurich24時間レースは、全長2万5378kmで、欧州メーカー車を中心に毎年200台を超す車両が参戦する世界最大規模の耐久レース。