復興予算 できるだけ被災地に特化する 復興相

2012年10月09日 11:00

 平野達男復興大臣は復興予算19兆円の使い道に不適切なものがあるのではないかとの提起に、7日のNHK日曜討論で「日本経済が再生しないと被災地復興につながっていかないということや被災地で失った生産機能を他の地域で対応していく必要があること、円高問題、エネルギー問題など将来不安から事業所が外国に移転するのではないかという危機感から何とか国内での移転にとどまってもらう必要がある」などの背景を説明したうえで「復興予算は広義の意味での復興予算と位置づけている」と語った。

 また「次の大震災への防災という視点からハード面での予算もつけている」とした。

 そうした説明のうえで平野大臣は「個々の予算を見た場合に、わたしが見ても、いかがなものかというものが無いわけではない」と問題視される点のあることを認め「きちっと精査し、来年度予算ではできるだけ被災地に特化した予算を作っていくことが大事」との考えを述べた。(編集担当:森高龍二)