気候変動、クリーンエネルギー、持続可能な開発に関する閣僚級対話(G20対話)が3月14日から16日までの3日間、千葉県の幕張メッセ国際会議場で開催される。

2008年03月07日 11:00

 経済産業省と外務省、環境省が主催するもので、G8及び中国、インド、ブラジル等の主要排出国のエネルギー担当大臣と環境担当大臣及び世界銀行、国際エネルギー機関が参加予定。

 まず、世界銀行、IEA等からの報告を受けて、低炭素社会の実現に向けて国際協力を進めていくための具体的な方策について議論する。特に「技術」、「資金」、「2013年以降の国際枠組み」について意見が交わされることになっており、その成果については、7月に開かれるG8北海道洞爺湖サミットにおいて報告される。

 政府は「温室効果ガスの濃度安定化という気候変動枠組条約の究極目的を実現するためには、全ての主要排出国が参加して世界全体としての排出削減を実現するような枠組みを構築することが重要。本年は、次期枠組みに関する交渉が本格的に開始され、TICAD IV(5月)やG8北海道洞爺湖サミット(7月)など、気候変動が主要な議題となる重要な国際会議が日本で開催される。日本としては、特にサミット議長国としての立場も活用しつつ、すべての主要排出国が参加する、実効性のある国際的な枠組みづくりに向けて、引き続き国際的な議論を主導していく」としている。