キーコーヒー株式会社は心臓発作や脳卒中を引き起こす危険性があるといわれる水素添加油脂(トランス脂肪酸)を96%以上カットした「KEY クリーミーポーション」を3月3日から全国で発売する。
新発売のKEY クリーミーポーションはトランス脂肪酸を1個(5ml)あたり0・01g未満に抑え、開封時に中身が飛び散らないようスプリングボトムを採用し、使い勝手のよさも追求した。賞味期間100日。メーカー参考店頭価格5ml・20個入り108円(税込み)。5ml・50個入り304円(税込み)。
同社では従来品は『なたね油』に水素添加した硬化油を主原料にしていたが、パーム核油を使用し、96%削減に成功した。「コーヒーとの相性がよく、ホッとにも、アイスにも、また焙煎の深いコーヒーから浅い焙りコーヒーまで美味しく頂けます。紅茶やコーヒーゼリーにもどうぞ」と同社。
水素添加油脂とも呼ばれるトランス脂肪酸は、食用油の生成過程で形成、含有される人工合成物質で、悪玉(LDL)コレステロールを増加させ、善玉(HDL)コレステロールを減少させる。トランス脂肪酸は、濃くて硬いことから、動脈その他の血管を詰まらせる可能性があり、心臓発作や脳卒中を引き起こす危険性をもつ(米メリーランド大学メディカルセンター)。ポテトチップやクッキー、ドーナッツ、ケーキ、その他ファーストフードなどの加工食品に多く含まれる。