自公民 参院選公示で声明

2013年07月05日 07:30

 参院選公示に伴い、自公民がそれぞれ声明を発表。自民は「今回の参院選はねじれ解消による安定した政治実現のための戦い」と位置付けた。

 自民党は「選挙に勝利することは、自民の国家に対する責務」とも述べ、強く支持を呼びかけている。

 また「大胆かつ次元の違う経済政策(3本の矢)によって、実体経済も明らかに好転している」とし「経済回復を実感いただくために、今後も経済政策を強力に推進していかなければならない」とし、そのためにもねじれ解消が重要とアピール。

 「通常国会で野党の抵抗により多くの重要法案を成立させることができなかった」と「ねじれにより政策遂行が困難になっているのは明らか」であるとして、この選挙でねじれ解消を図ることの重要性を強く訴えた内容になった。

 一方、民主党は「暮らしを守る力になる」とアピール。また「衆議院で3分の2を占める巨大与党に、参議院でも多数を与えてしまえば、暴走を止めることができなくなる」と危機感を示して支持を訴えている。

 民主党は、また「生活者、働く者の立場、この原点に立ち返り、暮らし・いのち・未来を大切にする政治にまい進する」とし「被災者に寄り添い、働く人を大切にし、所得を増やし、中間層を厚く豊かにして日本経済を復活させる」と支持を訴えていた。

 公明党は「日本再建を本格軌道に乗せられるか否かの天王山の戦い」と位置付けたうえで「今回の選挙は自公連立政権を信任していただく選挙。2点には自公で参院でも過半数の議席を占めることにより政治の安定を図る選挙」として支持を求めている。

 また「実感できる経済回復、速やかな震災復興、着実な防災・減殺対策などを強力に進める」とするとともに「景気回復では過去10年のデフレで10%下がった平均給与を取り戻し、物価上昇を上回る世帯収入の増加を目指す」などとして経済再生を強くアピールした内容になっている。(編集担当:森高龍二)