日中国交正常化功労の元総理の娘・眞紀子氏入閣

2012年10月02日 11:00

 野田佳彦総理は1日午後、第3次改造内閣の閣僚を発表した。野田総理は改造内閣について「政府・与党の連携強化と内閣機能の強化を図る布陣」と強調した。

 オスプレイの沖縄配備開始や普天間飛行場の早期移設に向けた取り組みをはじめ、尖閣問題、竹島問題など外交上の大きな課題を抱えていることから、防衛大臣、外務大臣、国土交通大臣などは留任とする一方で、日中間の国交を正常化させた田中角栄元総理の娘でもある田中眞紀子元外務大臣を文部科学大臣として閣僚に据えたほか、樽床伸二前幹事長代行を総務大臣に、前原誠司前政調会長を国家戦略担当大臣に、郵政民営化担当大臣には国民新党の下地幹郎氏を据えるなど、外交・防衛の継続性と自公との距離感を計算した内閣になった。(編集担当:森高龍二)