ホンダ、新型「フィット ハイブリッド」で国内最高の低燃費を実現

2013年07月30日 11:51

 いよいよ燃費戦争時代の幕開けが近づいているのかもしれない。
 
 ホンダ<7267>は、9月に発売予定の新型「フィット ハイブリッド」が、JC08モードで36.4キロメートル/リッターという国内最高の低燃費を達成したと発表した。

 これは現在の最高燃費を誇るトヨタ<7203>のコンパクトHV「アクア」の35.4キロメートル/リッターを抜くものである。新型フィット ハイブリッドは、1モーターの軽量コンパクトなハイブリッドシステム「SPORT HYBRID Intelligent Dual Clutch Drive」を初めて搭載し、1モーターでありながらエンジンとモーターを切り離して走ることでモーターのみのEV走行を実現した。

 新開発エンジンには、直列4気筒1.5Lの燃費にアトキンソンサイクル(高膨張比サイクル)を採用して、高出力モーター内蔵の7速デュアル・クラッチ・トランスミッション(DCT)とリチウムイオンバッテリーを内蔵したインテリジェントパワーユニット(IPU)を組み合わせた。さらに、電力回生効率を高める電動サーボブレーキシステムと、エンジン負荷を低減するフル電動コンプレッサーなどを採用し、同社の従来のハイブリッドシステムに比べ、35%以上の燃費性能向上を達成した。

 新しいハイブリッドシステムは、走行状況に応じて、エンジンとモーターを接続・切断することで、モーターのみの「EVドライブ」、エンジンとモーターの「ハイブリッドドライブ」、エンジンのみの「エンジンドライブ」という3つの走行モードを自動的に選択する。

 現行の「フィット ハイブリッド」の燃費は、26.4キロメートル/リッターなので、ホンダが必死に、リッター当たり、10キロメートルの燃費向上に取り組んだのがわかる。ホンダはハイブリッドモデルに関して、販売面や燃費性能においてトヨタの後塵を拝している。現時点で、新型「フィット ハイブリッド」の価格は発表されていない。現行の「フィット ハイブリッド」は159万円から、対する「アクア」は169万円からとなっている。はたしてホンダが、どんな価格設定をしてくるのか、楽しみである。(編集担当:久保田雄城)