シャンプーの売れ筋、1位は「パンテーン」

2013年08月06日 16:27

5-7月の間に最も売れたシャンプーは、1位「パンテーン(P&G)」、2位「ラックス(ユニリーバ)」、3位「メリット(花王)」だった。また、売れ筋上位10ブランドで全体の約7割を占めることが分かった。

調査はソフトブレーン・フィールド株式会社と株式会社クレディセゾンが、5月13日から7月28日の約2ヶ月半、「シャンプー・コンディショナー・トリートメント」の購買データをもとに分析。対象は3073レシート(男性681、女性2392レシート)。

1位のパンテーンは「店頭認知度ランキング」「商品の検討ランキング」「購買ランキング」のいずれも首位で、消費者にブランドが深く浸透していることが分かる。

2位以下は「ラックス(ユニリーバ)」、「メリット(花王)」、「TSUBAKI(資生堂)」「エッセンシャル(花王)」と続き、今年発売10周年の「アジエンス」は8位にとどまった。注目すべきは10位にノンシリコンタイプの「レヴール(Reveur)」が入ってきたことだ。同商品は「1000円以下のノンシリコンシャンプー」として人気を集め、前回の「ランキング圏外」から短期間で売上を伸ばした。

また「購入商品を決めたのはいつの時点か」を聞いたところ、「店に入る前から、そのブランドの購入を決めていた」が55.5%を占めた。シャンプーは毎回これと決めて購入する消費者が多いようだ。特にノンシリコンの「レヴール」は7割の消費者が店に入る前から購入を決めており、最も高い数値となった。

 シャンプーの購買理由については、上位5ブランドのすべてに「魅力的な商品特徴があったから」と「価格がお手頃だったから」の2つが入った。毎日使うものだからこそ、消費者の価格への目はシビアだ。中でも1位の「パンテーン(P&G)」や、「ラックス(ユニリーバ)」「TSUBAKI(資生堂)」は「特売・セールされていたから」の割合が高かった。

 このように、シャンプーは店に入る前から買うブランドを決めている人が多く、なおかつ「商品の特徴」と「価格」に魅力を感じてもらわなければ購入につながらない。いかに消費者にとって自社ブランドの魅力をアピールできるか、各社の工夫が問われる。(編集担当:北条かや)