原子力の規制側の司令塔は規制委員会と総理強調

2012年09月24日 11:00

 野田佳彦総理は21日夕、原発再稼動について、田中俊一原子力規制委員会委員長が「半径30キロメートル以内の避難計画が必要だ」としていることについて、記者団から意見を聞かれ「再稼動については原子力規制委員会で安全基準をしっかりとまとめたうえで、それに基づいて判断するということになっている」と語るとともに、「原子力の規制側の司令塔は規制委員会である。そこに政治が介入して何かを言うとすれば、規制委員会の独立性を損なってしまう」と強調。政治介入につながる行為によって、規制委員会の独立性を損なう危険を生んではいけないとの意識を強くにじませた。

 野田総理は規制委員会が安全基準をつくるうえで、「(そのことに)時間がかかるとか、かかりすぎるとか、そういうことをいうこと事態おかしい」と規制委員会が独立した機関として国民の信頼にこたえる実効をあげることに大きな期待を寄せる姿勢を示した。(編集担当:森高龍二)