憲法違反の解散は絶対やってはいけない

2012年09月24日 11:00

 民主党の前原誠司政調会長は23日のNHK日曜討論で衆議院解散・総選挙について「総選挙を先延ばしすれば良いのかというと、それで議席を減らすこともある。タイミングがあると思う」としたうえで、「それ以上に国民に対し何の責任を果たすのか、国民目線に立つことが大事。解散は総理が決める」とした。

 藤井裕久民主党元幹事長は「憲法違反の解散は絶対やってはいけないと野田総理にいつも言っている。衆議院議員定数の削減も消費税増税に国民の理解を得るために必要」と語り、衆議院選挙での一票の格差是正(違憲状態の解消)と自ら身を切る衆議院議員定数の削減は総選挙前にやっておかねばならないとの考えを示した。

 一方、自民党の総裁選挙に立候補している5候補のうち、体調を崩している町村候補を除く4候補(安倍晋三、石破茂、石原伸晃、林芳正の各氏)は23日のNHK日曜討論で衆議院の早期解散・総選挙で政権奪回へ強い意欲をみせた。(編集担当:森高龍二)