ついにNTTドコモがiPhoneを発売するとのニュースで盛り上がっている。ではもし発売された場合、どれくらいの顧客がドコモに流れるのか。
筆者の周りのドコモユーザーには「発売してすぐには買わず、しばらく様子を見てから購入する」との声も多いが、MMD研究所が既存3社の顧客に聞いたところ、ドコモユーザーの次期iPhoneの購入意向は55%だという(購入したい+やや購入したい)。もちろんこれは「ドコモからiPhone発売」のニュースが報じられる前の調査なので、発売されればドコモユーザーのiPhone購入意欲はさらに高まる可能性がある。
調査では、次期iPhoneを買いたいと考えている人を対象に「au、SoftBankのどちらから次期iPhoneを購入したいか」を尋ねたところ、SoftBank版iPhoneが37.9%、au版iPhoneが30.7%、「どちらのiPhoneにするか決めていない」が31.4%となった。今のところSoftBank版iPhoneが人気のようだが、「どちらのiPhoneにするか決めていない」が3割もいる。ドコモからiPhoneが発売されれば、この3割のうちかなりのユーザーがドコモに流れる可能性もある。
次期iPhoneの購入意向があるドコモユーザーに限ってみれば、「au版iPhoneを購入したい」と考えているのは44.1%、「SoftBank版iPhoneを購入したい」と考えているのは55.9%だった。ドコモ版iPhoneが出れば、何割かは当然そのままドコモのiPhoneを選ぶだろうが、現時点ではSoftBankへの乗り換えを検討しているドコモユーザーが多いようだ。まだ正式にドコモからiPhoneが発売されることが決まったわけではないが、今後の同社に注目したい。(編集担当:北条かや)