スマホ電池切れ、ゴキブリと同じ怖さ?

2013年09月08日 12:46

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現代人はスマホのバッテリーの持ちに対し、かなり敏感になっているらしい

 現代人はスマホのバッテリーの持ちに対し、かなり敏感になっているらしい。ソフトバンクBB株式会社のSoftBank SELECTIONが関東1都3県のスマートフォンユーザーを対象に調査したところ、多くの人がスマホの電池切れに関して強い不安を感じていることが分かった。

 スマホは、メールや電話だけでなくSNSや調べ物などパソコンと同じような使われ方をしており、ユーザーの依存度が高い割に、電池の寿命はそれほど長くない。調査では8割の人が「電池切れへの恐怖を感じる」と回答し、3人に1人は、残量が50%以上ある段階から電池切れの不安を感じ始めていた。

 不安な理由で最も多かったのは「メールや通話ができないから」で8割を超えたが、「まわりとの繋がりが切れるから」と回答している人も半数近くにのぼった(複数回答)。また、スマホのヘビーユーザーのうち約3割は「SNSが利用できない」ことが不安と答えている。スマホを使って周りと繋がることに安心感を覚える現代人は、電池切れに我慢ができないらしい。何しろ4割以上のユーザーが、1時間以上スマホの電池が切れていることに耐えられないのだ。

 さらに電池切れがどれくらい怖いのか尋ねてみると、3人に1人は「財布をなくすのと同じくらい」、女性の4人に1人は「ゴキブリと同じくらい」と答えた。ただし、選択肢がややセンセーショナルなようにも感じる。他の質問も「電池切れ=恐怖」を前提としたものが多く、調査を行ったのがiPhone等のスマートフォンアクセサリーを販売するソフトバンクBB株式会社であることを考えると、モバイルバッテリーの需要喚起につなげたい前提で行った調査かもしれない。それでも「2人に1人がモバイルバッテリーを所有しており、うち4割は普段から必ず持ち歩いている」という結果には驚きだ。スマホはもはや「電話」の域を超えており、ガラケー時代に話題になったケータイ依存よりも「スマホ依存」は根深そうだ。(編集担当:北条かや)