財務省は20日、8月分の貿易統計速報値を発表した。輸入が輸出を上回り、2ヶ月連続の赤字になった。対中国では6ヶ月連続の赤字になった。
それによると、8月の貿易は輸出が5兆459億円となり、前年同月比で5.8%の減少、輸入は5兆8000億円となり、同5.4%減少した。輸出から輸入を差し引いた額は7541億円となった。財務省では鉱物性燃料や船舶などの輸出が減少したこと。輸入では原粗油や非鉄金属などが減少していたとしている。
一方、中国との貿易では9663億円の輸出(前年同月に比べ9.9%減少)に対し、1兆2082億円(同7.3%減少)の輸入となり、差し引き2419億円の赤字になっていた。財務省では金属加工機械の輸出が伸びる一方で原動機や鉄鋼などの輸出が減少したとしている。また、輸入では音響映像機器や電算機類が減少した。(編集担当:森高龍二)