匠の技で仕上げられた手塗りの装飾パネルを有する999台の至福のマツダCX-5

2013年09月30日 06:23

 マツダ<7261>車のクロスオーバーSUVの車名にはルールがある。「CX-5」を例としてみてみると、「CX」はクロスオーバーを表し、「5」は車格の大きさを示している。現在のCXシリーズのラインナップは、「5」、「7」、「9」の3タイプである。但し現在日本で購入できるのは「5」だけであり、「7」と「9」は海外専用モデルである。

 しかし、「7」は一昨年まで日本でも発売されており、その後継車が「5」ということになる。お気づきだろうか。「7」から「5」へと後継車の方が、車格が下という非常に珍しいケースとなっている。しかしながら「CX-5」は、発売以来、世界各国で様々な賞を獲得し、また、国内SUV市場で昨年の販売台数が1位となり、今年もベストセラーを続けている。

 マツダは、クロスオーバーSUV「 CX-5」の一部商品改良を行うとともに、限定車「2013アニバーサリー」を設定し、10月24日より発売する。

 この限定車は、内外装の質感や快適性を高める特別装備を採用したほか、車線逸脱警報システムなどの先進安全装備を標準装備としている。販売台数は、限定999台。

 特別装備としてオフホワイト色の本革シートや、熟練の職人が匠の技で仕上げた手塗りの装飾パネル、高輝度塗装のアルミホイールなど、素材や色味、触感にまでこだわった専用装備や配色を内外装に施している。限定生産モデルであることを示す「シリアルナンバープレート」も装着される。

 また、今回のCX-5の商品改良では、新たに「SKYACTIV-G 2.5」(ガソリンエンジン)搭載機種を追加したほか、リアダンパーの仕様を改めている。内装ではATシフトレバー周りのデザインを一新。さらに、低速走行時の衝突被害をブレーキの自動制御で軽減する「スマート・シティ・ブレーキ・サポート(SCBS)」を全車標準装備とした。

 価格は通常モデルが207万9000円から319万2000円。特別限定車は283万5000円から342万3000円となっている。ハンドメイドの装飾パネルの味わいを楽しむことも、またクルマを所有する喜びの一つだろう。(編集担当:久保田雄城)