自民党の中谷元特命副幹事長は特定秘密を国会で扱うことについて「国会で秘密会をつくって、秘密会に参加した議員については漏えいに対し罰則で縛らないと(いけない)、外部に漏れてしまうと国家にとって損害が生じる」として秘密会を持ち、国会議員が漏えいできないよう担保する必要があるとした。3日のNHK番組で語った。
民主党の大島敦政調会長代行が「特定秘密保護法案の法制の必要について、政府は答弁で『外国との情報共有をはかるため』と言っているが、それなら、外交・防衛という極めて限定的なものと思う」とし、対象をより限定的にできるはずと指摘した。
また、特定秘密について「国会議員が特定秘密をみたいというとき、国会の中に秘密会をつくることとされ、そこでの情報を外部に出せば国会議員は5年以下の懲役になる」とし、問題を提起した。中谷氏がこれに答えた。
一方、大島政調会長代行は「これから国家公務員法改正案が出てきて、600人の幹部公務員についての人事を官邸がみることになる。NSCができれば、外交と安全保障を官邸が握ることになる」など、官邸権限の大幅な拡大増強が図られるなかで「行政と立法の緊張関係はきっちり確保すべきだ」と立法府、行政府の役割機能について強調した。(編集担当:森高龍二)