生誕55年記念の完全純国産・乗り物、Hondaリトルカブ(Little Cub)限定車登場

2013年11月14日 08:07

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「スーパーカブ」生誕55周年を記念して受注期間限定で「リトルカブ・55周年スペシャル」を11月15日から発売する

 1958年にデビューした「Hondaスーパーカブ」は、その後のホンダの礎となったモデルだ。高性能と耐久性の高さで大ヒットし、デビュー当時日本の街で数多く走っていたスクーターや補助エンジン付き自転車を駆逐したモデルだ。以来、基本的な構造レイアウトを変えずに現在まで生産を継続。世界のベストセラー2輪車である。2013年9月で、世界累計8500万台を突破する販売実績を持つ。ホンダの設立以来の理念である「生活に役立つ製品」の基本が詰まった乗り物といえる。

 その「スーパーカブ」生誕55周年を記念して受注期間限定で「リトルカブ・55周年スペシャル」を11月15日から発売する。車体色は黒と赤の2種。搭載エンジンは49ccだけという限定車だ。ともに個性的な赤いホイールリムを採用し、前後ブレーキハブはブラック塗装を施されている。左右のサイドカバーはクロームメッキ処理され、スーパーカブ誕生55周年を記念したステッカーが貼られる。シートは専用のチェック柄とし限定車を主張する仕様となった。

 リトルカブは1997年に追加されたモデルで、女性ユーザーや若者の取り込みを意識して車体を低くして扱いやすさを訴求した。3インチ小さめの14インチタイヤの採用で、スーパーカブに比べてシート高が30mm低い705mmとなっているが特徴だ。

 また、スーパーカブを含めたホンダ2輪車は、ほぼ海外生産されるなかで、このリトルカブは2013年現在、熊本製作所で生産される純国産車である。

 簡単にスペックに触れると、49ccの空冷4サイクル単気筒OHCエンジン(3.4ps/7000rpm。0.39kg.m/5000rom)を搭載。燃料供給システムはホンダ四輪高級車自慢の電子制御「PGM-FI」で、変速機は4段リターンである。

 限定車のメーカー希望小売価格は24万9900円。受注期間は、2013年11月8日から2014年1月26日までとなっている。(編集担当:吉田恒)