菅義偉官房長官は石破茂幹事長が自身のブログで「単なる絶叫戦術はテロ行為とその本質においてあまり変わらないように思われます」と特定秘密保護法案に反対するデモのシュプレヒコールをテロ行為と本質は変わらないとしたことについて、2日の記者会見で「与党幹部の発言に政府が逐一コメントすることは差し控えたい」としたうえで「本人は誤解を招かないように一部撤回されており、真意をきちんと説明しようとする行動をとっているので、政府としては、それ以上のことは申し上げられない」と、石破幹事長の伝えたかった真意と違う受け取りをされる表現でもあったとのニュアンスで、石破幹事長を擁護した。
そのうえで、菅幹事長も「デモについては法令の範囲内で行われるのであれば、当然、言論の自由だ」と当然ながらの認識を語った。
また、この件で菅官房長官は石破幹事長と話をしたことを明らかにした。そこでは「(幹事長から)誤解を招かないよう(一部)撤回するということだった」と語った。
撤回しながらも「人が恐怖を感じるような音で、絶対にこれ(特定秘密保護法案)を許さないと訴えることが民主主義として正しいのか」という旨の発言を石破幹事長がしていることについて、菅官房長官は「法律の範囲内で行われるもの(デモ、シュプレヒコール)は、それは自由だろう」と改めて語った。(編集担当:森高龍二)