佐藤正久前防衛大臣政務官は１０日、特定秘密の指定や特定秘密保護法の運用を監視するための委員会を国会に設置するには「外部からの通信アクセス不能な施設を建設しないと委員会議論が不可能」と国会での秘密会開催には情報漏えいを防止するためのハード面での整備が必要とした。
加えて「国会議員に対し、漏えいなどに対し厳しい罰則規定を設けることも必要」とした。
佐藤議員は「国会の秘密会は憲法の記載事項だが、衆参で罰則規定が異なり、秘密情報を議論する適切な部屋も国会にはない」とした。このため「秘密会は機能していない」という。
佐藤議員は「米国の情報委員会などは特別な部屋で議論し、委員には守秘義務とともに漏えいには厳しい罰則規定があるという。国家の安全保障を扱い以上、当然」との考えを示した。（編集担当：森高龍二）
