韓国政府が7日に予定していた海兵隊による竹島上陸を含む軍事訓練を中止したことについて朝鮮日報は5日「日本政府が韓国政府に訓練中止を要請していたことが、今回の上陸訓練中止に影響した可能性もある」と報じた。
玄葉光一郎外務大臣や森本敏防衛大臣はいろんなチャンネルを通じて、竹島周辺での軍事訓練中止を要請すると国会で答弁していたが、日本政府の要請が機能したことをうかがわせる報道となった。
一方で、海兵隊による竹島上陸訓練について、韓国大統領府の幹部は「海兵隊が独島で訓練を行っても『過ぎたるはなお及ばざるが如し』と判断した」とし、訓練をすれば「国際社会から注目が集まり、不要な議論を引き起こす恐れがあるため、中止した」との見方も報じた。
いづれにしろ、日韓両国ともに領土問題が他の分野にまで波及して日韓関係がこれ以上悪化することは避けなければならないとの認識が働いているようだ。(編集担当:森高龍二)