新型メルセデス・ベンツCクラスの実車が1月13から開幕する北米モーターショー(通称デトロイト・ショー)でワールドプレミアとなる。
12月16日ドイツ本社でリリースが配布された5代目にあたる新型(W205型)の概要は、ボディサイズは全長×全幅4686×1810×1442mmとなり、現行モデル(W204型)に比べて95mm長く、40mm広く、5mm低い。同時にホイールベースも80mm延長されて2840mmとなった。この拡大分はすべてキャビンスペースに当てられている。
エクステリアデザインはSクラスに通じる柔らかで複雑な曲面で構成されたサイドビューが躍動感とエレガントな上品さを感じさせる。フロントグリルは2種類用意し、伝統のメッシュグリルを纏うエクスクルーシブライン、グリル中央に大きなスリーポインテッドスターを配するアバンギャルドラインとなる。
軽量設計ボディが新型W205の自慢で、ボディモノコックを構成する50%がアルミニウムとなった。このため、一致するグレードが少なく現行型とは比較しにくいが、ベーシックなC180(1.6リッターガソリンターボ車)で、約100kg以上の軽量化が図られたという。
デビュー時に用意するエンジンは3種類。2.2リッター直列4気筒ディーゼルターボ(170ps/40.8kg.m)と、2リッター直列4気筒ガソリンターボ(184ps/30.6kgm)、1.6リッター直列4気筒ガソリンターボ(156ps/25.5kgm)である。
組み合わせるトランスミッションは欧州仕様には従来どおり6速マニュアルが用意されるが、北米・日本には7速オートマティックの7Gトロニックプラスとなる予定だ。
これらを組み合わせた結果、1.6リッターガソリン車の燃費は100km/5リッター、日本流に表現すると20km/リッターを達成した。
現在、販売されているCクラス(W204型)は2007年にワールドデビューして、世界で240万台以上を販売し大成功を収めたモデルだ。が、新型はあらゆる面で現行型Cクラスを凌駕し進化しているという。デトロイトで新型Cクラスは、どんな演出でワールドプレミアとなるのか? 進化したW205は、間もなくお披露目となる。(編集担当:吉田恒)