2013年、日本で最も活躍したビジネスリーダーは誰だ?

2014年01月19日 20:33

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『シーバスリーガル18年ゴールドシグネチャー・アワード2014』発表会に列席した、左から雑誌「ゲーテ」編集長・舘野晴彦氏、作家・村上龍氏、授賞者の小山薫堂氏、同・澤田秀雄氏、シーバスリーガル・マスターブレンダーのコリン・スコット氏、ペルノ・リカール・ジャパン社長ジャン・エチエンヌ グルグ氏。

 標題のアワードは、ブレンデッド・スコッチウイスキーの代表ブランド「シーバスリーガル」と幻冬舎発行の雑誌「GOETHE(ゲーテ)」が、2013年に日本のビジネスシーンで最も活躍した人物に贈るという賞だ。2011年から「一般投票部門」とシーバス・アンバサダーの作家・村上龍氏が特別審査員となる「審査員選考部門」でそれぞれ1名が受賞している。

 その第4回目となる授賞式が1月17日に東京都内のホテルで開催され、「一般投票部門」はH.I.S.会長でハウステンボス社長の澤田秀雄氏、「審査員選考部門」は放送作家の小山薫堂氏に贈られた。

 一般投票部門はシーバスリーガル公式Facebookで昨年12月9日から本年1月7日に投票を受け付け決定。澤田氏が学生時代に頻繁に出かけたバックパッカー貧乏旅行からヒントを得て旅行会社H.I.S.創業。そのH.I.S.は昨年最高益を記録した。また、2003年にテーマパークの破綻で最高額の負債を抱えたハウステンボスを復活させるなど、その手腕が高く評価された結果の授賞。「多分、私の場合(経営)は、単純にお客さまに喜んで貰いたくて行動したことの結果が残ったのかな。信条は“Only One”か“Number One”。どちらも無いものは、価値が無い」と澤田氏はその思いを語った。

 審査委員部門はシーバスリーガルとそれを擁するペルノ・リカール・ジャパン関係者、そして特別審査員の作家・村上龍氏によって決定。放送作家として数々のヒットを飛ばした小山氏。最近の「くまモン」人気はご存じのとおり。先の大震災では、素早い対応で「Kizuna311」を設立、被災者への応援やエンターテインメントをTV・ラジオに自由に提供した。また、「オレンジ・アンド・パートナーズ」の代表を務め、新しい価値を創造している。氏は「私の仕事は時代の面白いコトを自分なりに咀嚼して人に伝えることだと思っている。そのなかで“新しいか?”“楽しいか?”、そして“誰を幸せにするか?”に気をつけている」という。

 「人々が幸せになること、あるいは人の幸せに寄与する仕事が、その仕事(経営)した人の幸福感に繋がる。東日本大震災のあと、“人と人の繋がり、ネットワーク”が叫ばれているが、お二人はその“幸せ”“繋がり”を創った」と特別審査員の村上龍氏は結んだ。(編集担当:吉田恒)