プレイングマネージャーの辛さ?今時の上司、4割は「自分に自信がない」

2013年10月20日 13:29

 10月16日は「ボスの日」。アメリカではこの日、従業員たちが普段からの感謝と尊敬の意を込め、上司たちにプレゼントやカード、花などを贈る習慣があるという。

 日本ではほとんど普及していない「ボスの日」だが、株式会社ビジネス・ブレークスルーがこの日をきっかけに「上司の本音に関する意識調査」を実施したところ、4割は上司としての自分に自信がないと考えていることがわかった。

 「上司としての点数」を100点満点で自己採点してもらったところ、平均は63.9点。今時の上司たちが「自分に足りないと思う点」は、「自分自信がぶれない力」「チームをひっぱる力」「部下を指導する力」などが上位となっており、自分の本質について悩みを感じている上司が多いようだ。

 5年ほど前からよく耳にするようになった言葉に、「プレイングマネージャー」というものがある。響きは良いが、上司としての部下育成に加え、自分も高い業績を達成せねばならない、難しい立場であることは確かだ。今回の調査結果からは、そんな「プレイングマネージャーの辛さ」も透けて見える。

 さらに現代の上司たちは「理想の部下像」として、「自分の意見を持っている」「報告・相談が適切」などを上位に挙げる一方で、「リーダーシップがある・後輩育成ができる」が5位にランクインするなど、部下にもリーダーシップを求める傾向にある。

 人事コンサルタントの深澤祐馬氏は今回の調査結果について、「最近では仲間と協業しながら組織を目指す方向に導くという、新しいタイプのリーダー像が主流となりつつある」とコメントしている。リーダーといえば「チームを牽引する、完璧な人」というイメージが強かったが、むしろリーダーには適度に隙があったほうがよい。部下やメンバーの自主性が育ち、リーダーを支えたいという意識が生まれるからだ。隙のない「でき過ぎた上司」は、部下にとってはプレッシャーとなる可能性もある。上司自身にとっても、完璧を目指すことはストレスだ。

 今回の調査対象は、部下を持つ男女164名(男性155名、女性9名)と少ないが、ひとつのデータとしては参考になる。「ボスの日」をきっかけに、自分と上司との「円滑な関係」について考えてみるのもありかもしれない。(編集担当:北条かや)