小中学校に配布の道徳教材に年中行事や風習

2014年01月30日 08:40

 安倍晋三総理は29日の参院本会議で、高校での日本史の必修化について「日本人としてのアイデンティティ、日本の歴史と文化に対する教養などを備え、グローバルに活躍できる人材を育成する観点から検討を進めていく」考えを示した。

 また、日本の文化教育については「改正教育基本法を踏まえ、教育課程の改善を図ったところだが、来年度から全国の小中学校に配布する道徳教材に年中行事や風習、食文化についても盛り込む」考えを語り、『一層の充実を図っていきたい』とした。

 安倍総理は憲法改正に向けた具体的な進め方について「自民党が憲法改正草案を示し、広く国民に訴えてきた。これをひとつの契機として、国民的議論が始まったものと認識している」とした。

 安倍総理はそのうえで「憲法改正の土俵ともいえる国民投票制度について、残された宿題を解決し、そのうえで、国民的議論の深まりや憲法審査会における検討を踏まえ、しっかりと着実に憲法改正に向けて取り組んでまいりたい」と答えた。自民党の溝手顕正議員に答えた。(編集担当:森高龍二)