経済産業省が30日発表した商業販売統計速報によると、昨年12月の商業販売額は43兆9040億円と前年同月より2.9%増加した。
小売業と卸売業では、小売業が13兆5030億円と前年同月比で2.6%の増加。卸売業では30兆4020億円と3.1%の増加になっていた。
大型小売店の販売額に絞ると2兆1394億円と前年同月で0.9%の増加。スーパーが1兆3570億円(前年同月比0.6%増)、百貨店が7824億円(同1.4%増)。商品でみると衣料費は1.2%減少したが、飲食料品は2%増え、そのほかの商品は横ばいになっていた。
コンビニエンスストアの商品販売額やサービスの売上高は8763億円で前年同月比4.9%の増加になった。商品別ではファーストフードや日配食品が3194億円で前年同月比10.7%の増加。加工食品が2246億円で2.9%の増加、非食品2852億円で0.4%の増となった。この結果、商品販売額全体では8291億円と前年同月比4.8%の増加。サービス売上高は471億円でこちらは5.7%の増加になった。
昨年1年間の商業販売額をみると466兆1810億円と前年に比べ0.9%の伸びとなり、小売業では138兆9030億円と前年より1%の増、卸売業は327兆2730億円で0.3%の増になっていた。(編集担当:森高龍二)