ベースロード電源 国民への説明を 山口代表

2014年02月26日 09:42

 公明党の山口那津男代表は25日、エネルギー基本計画の政府案について、原子力エネルギーについて「ベースロード電源」など「言葉がいろいろ変わってきているので、ベースロード電源ということについて、どういう内容なのか、国民によく説明することがもとだろう」と国民に分かりやすい説明をしていくことからはじめる必要があるとした。

 山口代表は「与党で今後、政府の原案を議論していくことになると思うので、その過程の議論でも、国民に分かる議論をやっていかねければならない」と語った。

 また「結論がどうなるかは、これからの与党の議論次第であり、それを経て、政府・与党でのコンセンサスを形成したい」と述べた。

 山口代表は、この日の記者会見で武器輸出禁止3原則の見直しについては「武器輸出がまったく自由になるということではない。基本的に、今までの枠組みが保持された中で、どういう基準で、一律不許可だった武器輸出が許可されるものとしてでてくるのか、ここの基準をきちんと見極めることが重要と思っている。しっかり検討していきたい」と語り、輸出が認められるものについて、その基準を明確にすることの重要性を踏まえ、慎重に対応していく姿勢を示した。

 山口代表は「政府の案が実質、どうなのか。また今まであったルールとの関係がどうなのかを検証しながら、実質的な歯止めのところを見極めていきたい」との考えを示した。(編集担当:森高龍二)