朝鮮日報はユネスコ韓国委員会が主管する青年歴史対話国際フォーラムに参加した早稲田大学3年生のナカムラ君が元従軍慰安婦の女性らが共同生活している広州市のナヌムの家を訪ねた際に「過去のあやまちについて、日本国民の一人として謝りたい」と謝罪のことばを語ったと報じた。
これに「旧日本軍の慰安婦だったイ・オクソンさん(85歳)は理解すると答えた」という。訪問したのは16カ国の青年60人あまりで、このうち4人が日本人の大学生だったとしている。
朝鮮日報は訪問を受けた女性らは「私たちは今でも(日本政府とは)戦争中だ。私たちを慰安婦と呼ぶが、慰安婦じゃない。強制労働の被害者だ」と語り、訪問した日本人の学生らには「日本人だからといって、みんな悪い人だろうか。教科書が問題なのだ」とし「皆さん、熱心に勉強して、わたしたちが味わった苦痛が二度と繰り返されないようにしてほしい」と訴えたと報じている。
また、慰安婦歴史館の1階にかかる日本軍慰安所の分布図には満州、中国大陸をはじめビルマ(現ミャンマー)、パプアニューギニアに至るまで所在していたことを示すマークが表示されていると伝えている。(編集担当:森高龍二)