参議院の佐藤正久議員（自民）は２３日午後６時過ぎの自身のブログで野田総理が竹島の領有権をめぐり韓国の李明博大統領に送った親書を在日韓国大使館が返しに来たのを今度は「外務省が受け取らなかったという」と綴った。
佐藤議員は「なんか、こども同士のケンカみたい」と外務省の対応を幼稚なものと批判。「親書を受け取り、正式に抗議しないと総理親書が韓国政府にごみ箱かどこかに捨てられてしまうかも。これが玄葉大臣の指示なの」と半ば、対応にあきれていた。
藤村官房長官はこの日夕に「首脳間の親書が送り返されるといったようなことは外交慣例上もありえないことだというようにきいている。外交上ありえないということだから、慣例にしたがってということ」と語り、返されてきても受け取らない姿勢をうかがわせていた。結局、外務省は受け取らなかった。（編集担当：森高龍二）
