タブレットによるデジタルサイネージ クラウド活用で複数ディスプレーを一括配信管理

2014年04月19日 11:18

 ソフトバンクテレコム株式会社は14日、タブレットとクラウドを活用して、簡単かつ低コストで一括配信管理できるデジタルサイネージサービス「ホワイトクラウド ビジュアモール クイックサイネージ」(「クイックサイネージ」)の提供を、2014年4月21日から開始すると発表した。

 「クイックサイネージ」は、タブレットをデジタルサイネージとして活用することで、簡単かつ低コストで、電子POPから大型サイネージまで複数のディスプレーをクラウド上で一括配信管理できるサービス。静止画や動画、アニメーション効果、音楽などのマルチメディアコンテンツを、簡単に組み合わせて訴求力の高いデジタルサイネージとして表示することが可能だ。

 さらに、タブレットとHDMIケーブルで接続した外部大型ディスプレーに表示させることもできるため、従来のデジタルサイネージ専用端末に匹敵する、高機能なデジタルサイネージの導入・運用が低コストでできる。

 また、クラウド上の専用管理システムにパソコンからアクセスすることにより、コンテンツの登録・更新や配信スケジュールの作成、配信先グループ・端末設定を管理したり、タブレット向けアプリを操作して拠点独自のテキストメッセージをコンテンツに組み合わせて表示したりすることもできる。このため、エリアや拠点単位できめ細かく柔軟なサイネージ運用管理が可能となる。

 初期費用は3万円で、月額料金は5IDで3万4000円から(いずれも消費税別)。「クイックサイネージ」は、一部のソフトバンクショップで先行導入されており、ソフトバンクテレコムは小売業や飲食業などを中心に販売していく。

 タブレットをデジタルサイネットにするとは鋭いアイデアだと思う。さらに、クラウドで複数のデジタルサイネージを一括管理するサービスとは非常に面白い。コストもお手頃のようだし、今後の進展が楽しみだ。(編集担当:慶尾六郎)