【今週の展望】3月期決算の通期業績予想で笑うか、泣くか

2014年04月20日 20:06

 今週、4月第4週(4月21~25日)は5日間の取引。早くもゴールデンウィークの直前週。23~25日にアメリカのオバマ大統領が国賓として来日し、24日に日米首脳会談が行われる。TPP関税協議のそれまでの妥結は難しい情勢。大統領は離日後、29日まで韓国、マレーシア、フィリピンを歴訪する。海外市場では、21日は復活祭休暇の続きの「イースターマンデー」で英国、フランス、ドイツ、香港、オーストラリアなどが休場する。NY市場やCMEは通常取引で、シンガポール市場、ムンバイ市場、上海市場は開く。23日は国会が開設された「国民主権の日」でトルコが休場、25日はオーストラリアとニュージーランドが「アンザック・デー」で休場する。トルコで両国兵1万人以上が戦死した第一次世界大戦のガリポリ上陸作戦の記念日で、来年は100周年を迎える。

 今週の国内の経済指標は25日の消費者物価指数(CPI)が重要。21日は3月の貿易統計、コンビニエンスストア売上高、22日は2月の景気先行指数確定値、全国学力・学習状況調査、23日は3月の訪日外国人数、24日は3月の企業向けサービス価格指数、25日は3月の全国消費者物価指数(CPI)、4月の東京都区部消費者物価指数(CPI)、2月の全産業活動指数が、それぞれ発表される。なお、3月の商業販売統計は来週の28日、鉱工業生産指数は30日、労働力調査は5月2日に発表される。

 主要企業の決算は週後半に3月期本決算の発表が前半のピークを迎える。

 21日は安川電機<6506>、KOA<6999>、東天紅<8181>、22日は日本電産<6594>、日本電産コパル電子<6883>、シマノ<7309>、キヤノンマーケティングジャパン<8060>、ジャフコ<8595>、23日はJSR<4185>、日本航空電子工業<6807>、トーメンエレクトロニクス<7558>、新日本無線<6911>、信越ポリマー<7970>、モーニングスター<4765>、小野測器<6858>、キヤノン電子<7739>。

 24日はエムスリー<2413>、カゴメ<2811>、JT<2914>、信越化学<4063>、協和発酵キリン<4151>、日立化成<4217>、NRI<4307>、中外製薬<4519>、鳥居薬品<4551>、オービック<4684>、OBC<4733>、サイバーエージェント<4751>、JFEHD<5411>、日立金属<5486>、日立建機<6305>、富士電機<6504>、芝浦メカトロニクス<6590>、オムロン<6645>、アンリツ<6754>、日本トリム<6857>、アドバンテスト<6857>、日本車輌<7102>、三菱自動車<7211>、ダイハツ<7262>、キヤノン<7751>、コクヨ<7984>、日立ハイテクノロジーズ<8036>、日立キャピタル<8586>。

 25日はパナホーム<1924>、関電工<1942>、バリューコマース<2491>、キッコーマン<2801>、クラレ<3405>、三菱総合研究所<3636>、花王<4452>、ヤフー<4689>、資生堂<4911>、日本電気硝子<5214>、神戸製鋼<5406>、オークマ<6103>、豊田自動織機<6201>、コマツ<6301>、ジェイテクト<6473>、東光高岳<6617>、富士通ゼネラル<6755>、SMK<6798>、デンソー<6902>、スタンレー電気<6923>、日本アビオニクス<6946>、ファナック<6954>、三井造船<7003>、川崎重工業<7012>、日野自動車<7205>、アイシン精機<7259>、マツダ<7261>、ホンダ<7267>、小糸製作所<7276>、豊田合成<7282>、リコー<7752>、豊田通商<8015>、岡三証券G<8609>、東海東京HD<8616>、松井証券<8628>、相鉄HD<9003>、JR東海<9022>、NTTドコモ<9437>、北陸電力<9505>、大阪ガス<9532>。