与党協議のみでの閣議決定は「歴史に恥じる」

2014年06月23日 08:15

 民主党の辻元清美衆院議員は集団的自衛権の行使容認を国会無視、国民不在で。与党協議のみで閣議決定するのは許されない。政治に携わる者の最低限の矜持の問題。歴史に恥じる、とし、衆院本会議(20日)で、閣議決定を「おやめになった方がよい」と安倍晋三総理に訴えた。

 辻元議員は「あなたの今なすべきことは国会無視、国民不在で集団的自衛権の閣議決定に突っ込むのではなく、福島第一原発の事故処理と福島のみなさんに寄り添った福島の復興です」とアピール。

 辻元議員は「国会を閉じ、その後、与党だけの協議で閣議決定することなど許されるわけがない」と強くけん制。「歴史の汚点を残したくない」とも語った。

 また「歴代の自民党内閣が積み重ねた憲法の解釈を、国会で説明もなく、国民の声を聞くこともなく、与党だけの密室での協議で変更してもよいと本当にお考えか」と問いかけ「立法府で一度でも、その中身について説明をしたか」と総理の姿勢を批判した。

 そのうえで「与党、野党、憲法改正に反対、賛成、関係ない。政治に携わる者の最低限の矜持の問題。歴史に恥じる。おやめになった方がよい」と安倍総理の政治手法を改めるよう求めた。(編集担当:森高龍二)