今夏ボーナス実態調査「支給されない」「そもそも制度ない」声も

2014年07月06日 17:03

 20代から50代の会社員の男女を対象に、今夏のボーナスの使い道等についてオンライン上でアンケート調査を行った。有効回答数は1200件。調査期間は、2014年6月23日から6月25日(「ライフメディア リサーチバンク調べ」)。

 「今年の夏のボーナスについて教えてください」の問いに対し、「支給される予定」が42.1%、「支給された」が21.8%、「ボーナス制度はない」が20.4%、「ボーナス制度はあるが、今夏は支給されない」が8.2%となった。

 「支給された」と答えた人を対象に、「今年の夏のボーナスの満足度を教えてください」の問うたところ、「普通」が42.7%、「不満足」が21.8%、「満足」が20.2%、「非常に満足」が5.7%、「非常に不満足」が9.5%となった。

 「この夏のボーナスは、昨年の夏のボーナスと比べ変化はありましたか?」の問いに対し、「変わらない」が38.2%、「初めて支給された」が20.6%、「5~9万円増えた」が12.2%、「10万円以上増えた」が9.9%。「1~4万円減った」が6.9%、「10万円以上減った」が5%。

 「あなたのこの夏のボーナスの使い道を教えてください」の問いに対し、「預貯金」が最多で62.3%。次いで、「生活費の補てん」が25%、「ローンの返済」が18.8%、「国内旅行費用」が14.2%、「投資・資産運用」が11.6%、「教育費」が9.1%、「家電やAV機器の購入」が6.8%。「海外旅行費用」が6.8%。

 預貯金に関して、「支給されたボーナスの中で、どのくらい預貯金をする予定ですか?(複数回答)」の問いに対し、「30~50%」が最多で23.6%。「50~70%」が22.0%。「10~30%」が20.5%「70~100%」が17.25%、「100%」が11.3%となった。

 今回の調査では、全体の6割以上の人にボーナス支給予定またはすでに支給されている一方で、3割近くの人には支給されないことがわかった。また、使い道に関しては「預貯金」や「生活費の補てん」「ローンの返済」等が多く、家電購入や旅行等の消費行動に充てる人は相対的に少ないようである。一方、預貯金に50%以上を充てると答えた人が半数を超えていることがわかった。

 ボーナスだからといって消費行動に走る人は少なく、堅実な使い道を選ぶ人が多いようだ。(編集担当:堺不二子)