今年ももうすぐ夏休みがやってくる。海外旅行が日常のものとなった今日、夏休みを海外で過ごすという人も多いだろう。今年の人気都市はホノルルだそうだ。
JTB グループの e-コマース事業を担う株式会社 i.JTBは10日、2014年度の夏休み期間（7月15日～8 月31日出発）の海外航空券及び海外ホテルのインターネット予約状況をまとめた。
14 年度のゴールデンウィークは飛び石連休の影響もあり、海外旅行よりも国内旅行の需要が全体的に多い傾向にあった。しかし、夏休みに関しては、夏のボーナスの支給状況の見通しが良いこともあり前年同期に比べ海外旅行の予約数が全体で 1割増となっている。
5月31日時点の人気ランキングをみると、「中長距離方面へのシフト」が今夏のキーワードになりそうだという。海外航空券、海外ホテルともに人気都市の第 1 位は「ホノルル」だった。また、羽田空港の発着枠の拡大を追い風に「ロンドン、パリ」が上位にランクインした。その他では、ファミリー層に人気の「グアム」の上昇が著しく、それぞれのランキングで大きく順位をあげた。
海外航空券のランキングトップ10には、近距離のアジア・中国の5都市、遠距離のヨーロッパの2都市、ハワイ、ミクロネシア、アメリカのそれぞれ1都市がランクインした。特に、昨年12位から4位へとランキングを上げているグアムの上昇が目立つ。台北は需要は高いものの訪日旅客の増加により、航空座席の確保が難しくなっている。
昨年のランキングから大きく上昇したロンドン、パリについては3月30日の羽田空港の昼間時間帯の発着枠が拡大し、供給座席量が増えたことに加え、出発時間の選択の幅が増えたことが利用者の増加につながっているとした。
海外ホテルのトップ10にランクインしている都市は、海外航空券とほぼ同様となった。昨年はランキング外となっていた、グアム(11位)、ニューヨーク(14 位)がトップ10にランクイン。ホノルルが5位から首位に躍進をしており、家族層に根強い人気エリアのグアムも昨年の11位から8位へとランキングを上げている。アジアの中では台北が昨年同位の人気となっている。
今年の海外旅行のキーワードは「中長距離方面へのシフト」だという。夏のボーナスは期待できそうだし、思い切って遠いところに行こう、といったところか。(編集担当：慶尾六郎)
