民主党は衆参両院議員による研修会を9月16日と17日に岩手県で開く。海江田万里代表が記者会見で語った。東日本大震災被災地で開催し、研修会後に、復興状況などを視察する。
海江田代表は、「研修会では安全保障、社会保障、行財政改革などの問題について、全議員参加で勉強する」予定で「私たち民主党は夏休みを返上して来るべき秋の国会に向けて万全の態勢をとっていく」と強調。
集団的自衛権については「容認できないとの考えは全党的な考えだと認識している」とした。
そのうえで、海江田代表は現在進めている集団的自衛権行使を可能とする閣議決定に対する全国集中行動に加え「党本部の街頭宣伝カーを活用し、本部から弁士も派遣する形で民主党の考え方を全国で訴えていく全国キャラバンを行う」など、運動を一層強化し、取り組む考えを示した。
会見ではさきの集中豪雨による被害について、現地の党県連から報告を受け、このうち、徳島県連から長安口ダムの管理について従来の放水量・貯水量のままでは今後も同様の被害が起きかねないとの指摘があったとして「そうした点について民主党として調査していく」考えも示した。また、徳島、兵庫の被害状況を視察する考えも示した。(編集担当:森高龍二)