外務防衛両省主導で辺野古基地建設実行実現内閣

2014年09月06日 09:34

 沖縄辺野古への基地建設に反対している社民党の照屋寛徳国対委員長(衆議院沖縄2区選出)は菅義偉内閣官房長官が沖縄基地負担軽減担当大臣を兼務することに驚きと怒りを隠せない。

 「菅内閣官房長官に沖縄基地負担軽減のポストを兼務させ、『何でも官邸団』が外務・防衛両省を主導して辺野古新基地建設を強行しようとの狙いだろう。何が『実行実現内閣』だ。単なる『辺野古新基地建設実行実現内閣』ではないか」と酷評した。

 照屋国対委員長は「在沖米軍基地の負担軽減どころか基地機能強化を強い、80%の県民が反対する辺野古新基地建設を強行する安倍内閣が負担軽減という嘘っぱちを平気で言い放つ」と批判。

 女性閣僚5人についても「小渕優子経産大臣を除く4人は超右寄りの人。女性の積極登用を成長戦略にするというのは建前で、安倍総理の右翼路線を代弁する役回りの大臣ではないか」と女性閣僚の顔触れにも批判が及んだ。(編集担当:森高龍二)