ソマリア沖での自衛隊海賊対処活動 1年延長

2012年07月17日 11:00

 政府はソマリア沖・アデン湾における自衛隊の海賊対処活動の1年延長を13日の安全保障会議とその後の閣議で決めた。

 森本敏防衛大臣は「防衛省・自衛隊として引き続き海賊問題の防止に各関係省庁と緊密に連携し万全を期したい」と語った。

 森本防衛大臣は13日の記者会見で「ソマリア沖・アデン湾の海賊事案は件数だけ見ると去年に比べ減少しているが、引き続き予断を許さない状況にある」とし「民間船舶の護衛活動は諸外国からも高い評価を受けている」と語った。

 そのうえで、森本防衛大臣はジブチ現地調整所を新しく設け、ジブチ政府はじめ各国部隊との連絡調整など日本の自衛隊の現地部隊を代表する活動を行わせるとし、3名の自衛官を勤務させるとした。また警備の仕事が増えたとして、航空部隊、警備隊の合計人数を10名増やし、約190名にしたと発表した。(編集担当:森高龍二)